mares HORIZON SCRと水中撮影!後編

【2022.03.22】

前編はオープンサーキットとCCRでの水中撮影のメリット、デメリットでしたが
後編はSCR編です。日本にもいくつかのSCRが取り扱いがされています。
以前有名であったSCRでも日本での取り扱いがなくなってしまった物もあります。

CCR、SCRは共に各ユニットのコースが、ありそれぞれのユニットでトラブル対応や
使用方法など異なることも、オープンサーキットに比べるとデメリットでしょう。

リブリーザーコースや購入の際には、事前の情報収集とリブリーザーコース開催や
販売をしているインストラクター、ショップから自分の目的に合わせたメリット、デメリットを
出来る限り多く聞き選択するようにしないと、損をしてしまうこともあるかもしれません。

メリットばかりを説明して、勧められたら要注意です。

前置きが長くなりましたが、今年から日本でも本格的に始動するmares HORIZON SCRでの水中撮影に
ついてです。

HORIZONは水中撮影にお勧めなのか!

答えは...

現時点での野村個人の答えは分からない・・・
が、正直な答えです。あたり前なことで、それはオープンサーキットでの
水中撮影は数千ダイブしていますが、HORIZONでは数ダイブしか水中撮影していません。

もう少しHORIZONでの水中撮影をしないと個人的なメリット、デメリットはお伝え出来ません。

ですので、前編の様に一般的なメリット、デメリットを。

SCR(HORIZON)では

CCRに比べて定期的に排気されるので、定期的に泡は出ますが
排気部分は頭の後ろなので、オープンサーキットよりはメリットがあり
CCRよりはデメリット

浮力コントロールは、オープンサーキットともCCRとも違う=撮影ダイブのデメリット
ユニットの費用が掛かり持っている器材が
使えない(一部は使える場合もあります)がCCRに比べ
半額程度に抑えられる=デメリットCCRよりはメリット

オープンサーキットよりも長時間撮影できる=撮影ダイブメリット

一般的なディープ(18m以深)で長時間滞在した場合に体に溶け込む窒素の量は
EANでオープンサーキットと変わらない=CCRよりはデメリット

使用するガス量の節約が出来る=ガス量消費が多いダイバーのメリット

寒冷地や伊豆などの冬、長時間のダイビングでは暖かく湿ったガスのおかげで
冷えを感じ難くなります=撮影ダイブメリット

撮影中にもオープンサーキット時には行わなかった
確認等を頻繁に行う必要があるがCCRよりはシンプル=撮影時のデメリットCCRよりはメリット

オープンサーキットよりもトラブルへの対応が増え、
可能性も高い、CCRよりはシンプル=デメリットCCRよりはメリット

現地サービスでの受け入れの問題、EANが手に入れば専用のシリンダーは必要ないので、
CCRよりは幅広い=デメリットCCRよりはメリット

セッティング、洗浄、片付け、保管などの手間が掛かるが
CCRよりは簡易=デメリットCCRよりはメリット

水深40m以深では使用不可=オープンサーキット・CCRよりデメリット
(レクリエーションレベルではすべてのスタイルがダメです。)

前編でもお伝えしましたが、これが全てではなく、野村個人の考えでもあります。

水中撮影はもちろん、目的に合わせてのユニット選び、コース受講が重要です。

HORIZONは深場(40m以深でテクニカルダイビングの領域)は出来ません。
40m以浅での撮影はユニットを使いこなせれば、今まで撮れなかった写真も撮れるかもしれません。

リブリーザーは万能ではないので、じっくり検討し考えてスタートしてください。

くどい様ですが、リブリーザーでの撮影のメリットの部分にスポットを当てて、リブリーザーを勧める記事などもありますが、
上記の様な事を天秤にかけて、水中撮影の幅を広げてください!

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