【2022.07.19】
1973年公開のカンフー映画『燃えよドラゴン』の劇中でブルース・リーが発した、こんなセリフがあります。
劇中の冒頭でリーが少年に蹴りの稽古をつけるシーンで、「Don’t Think. Feel!(考えるな、感じろ!)」
思考ではなくフィーリングで物事を捉えよ、物事の本質を見よという意味で使われるフレーズです。
そのほかの映画等でも似たような言葉を残している方がいたり、最近では『トップガン マーヴェリック』でも「考えるな、動け!」というセリフが出てきましたね。
実はスティングレイ・ジャパン代表の野村は、大のブルース・リーファンなので、私達スタッフも、耳馴染みのあるセリフだったわけですが…
これ、すごく意味の深い言葉で、度々スタッフ間の会話の中でもテーマになるんです。
これまで、よく野村から、考えるんじゃない、感じるんだ。自分がやりたいのか?やりたくないのか?あれこれ考える前に、お前の感じるものは何なんだ?と問われることがあり、 自分自身に問いかけていたものです。
お仕事はもちろん、ダイビングであっても、何事も、自分で「考える」事って非常に重要だと思います。しかし、そもそものスタート地点でYesか?Noか?という部分については、考える間もなく感じているはずなんですよね。感じた上で行動すると、考えも湧いてくる。自分の想いを感じ、正直になることってすごく大切だなぁと、思っています。
燃えよドラゴンの「考えるな、感じろ!」の後にはこんなセリフが続きます。
「 It’s like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.」
日本語訳すると「それは月を指差すようなものだ。指を見てちゃ栄光はつかめないぞ!」
指は月の位置を指すことはできますが、大事なのは指ではなく、指にこだわっていては月を見ることはできない。真実にたどり着くには指を越えてその先の月を見なさい、という意味だそうです。
ダイビングも、目指す先を設定し、しっかりと目的へ向けて進んでいきたいですね!