水深50mより深く、未知なるトワイライトゾーンへ

【2022.03.29】

こんばんは!トモコです!

青く輝く水面から、漆黒の深海までの間に、謎に包まれた暗い海があります。
「海のトワイライトゾーン」と呼ばれる水深50〜120mのエリアは、一般のレクリエーションダイビングで行ける範囲ではなく、しかし潜水艦を使用するには浅すぎるため、生物や環境の調査・研究が進んでいないエリアだと言われています。近年でもこのトワイライトゾーンから新たな新種が発見されています。

つい先日も、インド洋の島国モルディブで、鮮やかな赤や黄色が特徴の海水魚ベラの新種が見つかったとの記事を見つけました。米カリフォルニア科学アカデミーなどの研究チームが、専門誌ズーキーズに発表したとのことです。

何とも美しい体色が、国の花であるバラを思わせるとして、現地の言葉でバラを意味する「フィニフェンマー」から、世界共通の学名は「Cirrhilabrus finifenmaa(サライラブルス・フィニフェンマー)」と命名されました。

この魚の生息は水深40~70mのサンゴ礁の近くだとのこと。

日本でも昨年、高知県大月町の柏島沖で新種のハゼが見つかったという情報がありました。まるで宝石を連想させる特徴的な尾びれの模様から、発見者の方たちが「ホウセキイレズミハゼ」と命名しました。

水深100mの海底に置いた人工漁礁を引き揚げる作業を行っている最中、漁礁の中に詰め込んでいるカキ殻の間から生きた1匹のハゼが発見されたということで、やはりトワイライトゾーンは未知の領域です。

まだまだ未知の発見がありそうなトライワイトゾーン。テクニカルダイビングでの楽しみがまた一つ、増えました!

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