冬は特に気になるトイレ問題

【2021.12.23】

こんばんは、トモコです。
先日はFさんにご来店いただきました。
今後はテクニカルダイビング領域で楽しみたいFさん。
テクニカルダイビングでは、目的によっては長い減圧停止が伴います。計画によっては潜水時間も長くなります。そこで気になる、トイレ問題について盛り上がり(!?)ました。

以前、水分補給についてブログを書いたことがあります。
★以前のブログはこちら「トイレを我慢したいから…!?

日常生活でも水分補給の大切さはよく聞きますが、ダイビングにおいても水分補給はとても大事です。

それなのに、なぜ水分をとりたがらないダイバーがいるのか?というと、水中で尿を出したくなってしまったらどうしよう、というところからだと思います。長く水中で粘りたいフォト派や生態観察をしたいダイバー等にとっても、避けて通れないのがトイレ問題ですね。

また、テクニカルダイビングで減圧停止が伴っている場合には、トイレに行きたいからという理由だけで減圧停止をせずに途中で浮上するということはしません。

環境や目的にもよりますが、長い減圧停止が伴うテクニカルダイビングでは、私達は保温のためにドライスーツを選択することが多いのですが、ドライスーツは文字通りスーツの内部は基本的に濡れない構造になっています※注:いくつかの要因で濡れてしまう場合もあります。

つまり、もしも尿意を感じてそのまま出してしまうと、スーツ内部に尿を出してしまうことになりインナーも尿まみれに…!
もちろん最悪の場合は漏らしてしまえばいいのですが(きちんと洗えば大丈夫)、毎回それをしようとは思えませんし、気持ち的にはなかなか良いものではありませんよね。

だからといって尿意を我慢することが良いかというとそうではありません。出したいものはしっかり出さないと精神的にも肉体的にもストレスが増えてしまいます。

なのでドライスーツ着用時は、大人用の紙おむつを使用しています。
紙おむつにも様々な種類があって、色々と試した結果、これが一番良いなと愛用しているものを皆さんにはご紹介しています。
紙おむつを履くことに最初は少し抵抗を感じるかもしれませんが、人間の生理現象ですし、水中でのストレスを軽減させると考えたら、何も恥ずかしいことではありません。

男性用だと、Pバルブというものがあって、ドライスーツに加工が必要なのですが、水中に尿を放出するものもあります。紙おむつには尿を吸収する量の限界がありますが、Pバルブの場合は放出のコツさえ掴めば尿の量や回数に制限がないので、Pバルブを好む男性も多いようです。
女性用もあるのですが、装着がなかなか難しいので、女性は紙おむつが無難かなと思っています。

器材メーカー OMS JAPAN でも、Pバルブを取り扱っています。

冬はトイレが近くなりがち。ダイビングもトイレ問題をしっかり解決させて、きちんと水分を補給し、快適にダイビングしたいですね。

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