トイレを我慢したいから…!?

【2021.07.19】

こんばんは!トモコです。
梅雨が明け、いよいよ夏がやってきたという感じがしますね!
昨年に引き続き、今年はコロナ禍の中での夏。マスク熱中症にも注意しながら、体調を崩すことなくダイビングを楽しんでいきたいですね。

この時期は、脱水症状にも特に気を付けていきたいところです。

ジリジリと暑い太陽、風が吹けば涼しくも感じますが、実際には風は体の汗と水分を蒸発させてしまうので脱水症状を悪化させてしまう場合もあるようです。

海水の塩分による結晶は肌の水分を吸収し、ダイビングによる影響(発汗、浸水利尿作用、圧縮ガスの呼吸)によって脱水状態が起こりやすくなってしまいます。

脱水は頭痛や錯乱、疲労や体温調節機能の低下などの症状から、最悪の場合は意識の低下など生命を脅かすようなショック状態に陥り、健康上の大きなリスクになる可能性があります。ダイバーにとっては減圧症のリスク要因となってしまう可能性もあります。

船酔いなどで吐いてしまったり、体調不良で下痢をしてしまっている場合は、脱水のリスクが高くなってしまうので注意が必要です。無理せずダイビングをお休みする判断も必要かもしれません。

ダイビングポイントで「ダイビング中にトイレに行きたくなるから、水分をとるのをやめておく」というような会話が聞こえてくることがあります。これは危険な考えです。

脱水症状を予防するためには、「喉が乾いたな」と思うまえに、こまめに水分補給をしていくことが推奨されています。

脱水を引き起こすアルコールは避け(※アルコールは脱水以外にもリスク要因が考えられるので、スティングレイ・ジャパンではダイビング前夜と直後の飲酒はお控えいただいています)、利尿作用が無い飲料をこまめに飲むこと、ダイビング後は真水で海水を洗い流すこと、休憩中はスーツを脱いで日陰でたっぷり休憩しトイレも我慢しないことを心掛けて、夏を楽しんでまいりましょう!

※ダイビングと脱水症状、水分補給に関してはDANJAPAN、ダイビングと潜水医学からの情報を参考にさせていただきました。

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