水中写真映像作家 峯水亮さんのSDIソロダイバーコース

【2021.12.20】

こんにちは!トモコです。
先日は、水中写真映像作家であり器材メーカーOMSJAPANアンバサダーである、峯水亮さんのSDIソロダイバーコースでした。

◆峯水 亮さん 公式Web

◆今回の水中動画は こちらから!

事前に店舗にもお越しいただき、学科講習を行って、いよいよ海洋実習です。

ダイビングは、一般的にはバディで潜ることが前提で講習等が行われています。しかし様々なシーンを想像すると、撮影等の目的によって、1人(ソロ)で潜る、あるいは一定の時間のみ1人になるという状況は実際にあると思います。もしくは何らかの原因で、バディとはぐれてしまい1人になってしまうこともあるかもしれません。プロダイバーの方は、1人でフロートを張りに行ったり、ガイドの下見に行くこともあるのではないでしょうか。

どんなに経験の多いダイバーの方でも、1人で潜るために必要なノウハウを学ぶ機会はありません。
SDIソロダイバーコースでは、そんな状況下で必要な要素を学びます。快適ゾーンや行動距離の限界、予備の考え方、実際に起こりえるトラブルを1人で解決する為のスキルなど、なかなか奥の深いテーマが数々あります。

峯水さんは、様々な場所や環境に潜り、撮影を行っていらっしゃいます。ソロダイビングに必要な知識、技術、装備を持って今後のご活動に生かし、フォト派ダイバーやソロで潜る機会の多い他のダイバーにも、ソロで潜るリスクを知り、必要な知識と技術、装備等について学んでもらいたいとの想いをお持ちです。ご自身が率先してソロダイバーコースを受講することで広げていきたいとおっしゃっていました。

ご経験が多いプロフェッショナルの方が、ダイバーレベルの講習を受講する機会はなかなか無いと思うのですが、峯水さんのようなプロフェッショナルの方がこうして新たな考えを取り入れ、向上されているのは、本当に素晴らしいことだと感じます。

今回は、OMSの器材を使用して、インディペンデントダブルシリンダーというスタイルで講習を進めました。予備のガスを携行するスタイルにはいくつかの種類がありますが、それぞれ利点、欠点があります。今回は日本の様々なフィールドで潜る機会の多い峯水さんが手配のしやすいスタイルを選択しました。

考えられるトラブルに対応するためのスキルをトレーニングし、普段のダイビングスタイルでシュミレーションダイブも行いました。
実に2万7千本のダイビング経験をお持ちの峯水さんですが、なんと今回のシュミレーションダイブで今まで見たことのない生き物との出会いがありました。

そんな出会いがあったので、撮影に集中したいところですが、撮影開始からわずか2、3分で事前に計画していた浮上開始の時間となりました。
峯水さんは、シュミレーションダイブといえど、計画通りに浮上開始をし、ダイビングを終えました。
2万7千本のダイビングの中で初めての生き物との出会いは、大変貴重なものだったと思うのですが、この忍耐力はどんなダイビングにおいても重要なものだと感じます。

安全にダイビングを終えるからこそ、次のチャレンジができるのです。

SDIソロダイバーコースは、様々な状況で潜る機会の多いプロダイバーの方や、フォト派ダイバーの方、ベテランダイバーの方など、多くのダイバーの方にお伝えしたい内容が含まれるコースです。

『自己完結』できるダイバーは最高のバディにもなります。そういった意味でも、本来のバディシステムとは何かを考えさせられるコースです。

亮さん、ご参加ありがとうございました!

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