PADIでのエアディープの最高ランク。
テック40、45の知識やスキルを磨き上げ、余裕をもって段階的な減圧停止を行い、いつでも一人で生きて帰って来れる事はもちろん、チームの一員としてもお手本となれる、それがテック50ダイバーです。
複数のシリンダーを用いて、複数回の減圧停止を行ない、水深50mまでのテクニカル・ダイビングが楽しめるようになります。水深50mはボトムガスに空気を使用する最大深度であり、ここでは加速減圧のために純酸素とEANxを含む2種類の減圧用ガスを使用する減圧ダイビングを行なうための方法を学び、テクニカルダイバーとしてより完成された知識とスキルを習得します。メインで使用されるタンクは、Wタンク又はサイドマウントから選べます。
コースに参加するための条件とは
- Tec45ダイバーまたは他の指導団体の相当する資格を受けていること
- PADIレスキュー・ダイバーまたは他の指導団体の相当する資格を受けていること
- 100ダイブ以上のログブックによる経験の証明があり、少なくとも20ダイブはエンリッチド・エア・ナイトロックスを使用した18メートル/60フィート以深のダイビング、少なくとも15ダイブは(EANx使用の有無を問わず)30メートル/100フィート以深へのダイビングであること。
- 医師の診断書
- 最低年齢18歳
認定後にできること
- テック器材を使用し、複数のシリンダーを用いた水深50m以内のダイビングで、複数回の減圧停止(EANxか酸素を使用)
- EANxか酸素を所持してのダイビング(加速減圧用)
コース内容
- テック50知識開発1から2
- テック50実践応用1から3
- トレーニングダイブ 4(2回の段階的な減圧停止ダイブを含む)
最大水深 50m
各ダイブ毎に一つでも、苦戦し達成条件を満たせない場合は追加ダイブとなり、次に進むことは出来ません。達成するためのアドバイスややり方などはお伝えしていきますが、余裕を持って出来なければ認定もされません。効果的な練習を重ねて下さい。
テック50のコース料金はコース参加時の経験、コース時の達成度、ガス消費率、潜水時間などで大きな差が出てきます。
必要器材
- 通常のレクリエーショナルダイビングで使用されるBCDとレギュレーターを除くダイビング器材
- メインで使用するタンクに適切なハーネス&BCD(ダブルブラダー)
- 2つの独立したレギュレーター、そのうち1本はロングホース、最低1個の残圧計(サイドマウントの場合は2個)
- リール、リフトバッグ又はSMB、スレート、コンパス、ナイフ
- 複数のEANxを使用して減圧が可能なダイブコンピューター2個、又は同様のコンピューター1個とボトムタイマー
- 減圧タンク用のレギュレーターとハードウェアが2セット