レックペネトレーションの楽しみとは

【2023.05.11】

こんばんは!スティングレイ・ジャパンの鈴木雅子です。すっかりあたたかくなってきましたね。今年のGWは少しお天気が崩れる時もあり残念でしたが、だんだんと夏の気配すら感じます。気温の変化で熱中症や体調不良に気をつけてください!

先月の熱海レックダイビング、DiveSpiritメンバーで女性テクニカルダイバーのYさんとレックペネトレーション練習をしてきました。

Yさんはこれまで深場の生物撮影を主に目的として、ディープ環境でのテクニカルダイビングトレーニングを積んできましたが、夏に予定している戦艦陸奥へ向けてレックのトレーニングを行っています。レックの全景を観察し、マップを作成し、リスクのある場所や見所を理解した後に、限定されたレックペネトレーションも行いました。浮力コントロールはもちろん、フィンワークや姿勢、ラインワーク、バディとのコミュニケーションなど、様々な要素が必要になります。きちんとトレーニングして、自分の目で見ることのできる世界は格別です。「新たな楽しみを知ってしまった!もっと先を見れるようになりたい」とYさん。Yさんこれからまた色々な分野の楽しみが底なしです(^o^)

レックの内部は限定されたエリアでも、視界不良、ロストバディ、ロストライン、拘束、ガスのトラブルなどの頭上閉鎖環境の対処法を知らずに入ると危険です。浮力調整も安定せずに、インストラクターに手を繋いでもらって入る場所ではありません。

ラインの張り方は様々な方法があります。

テクニカルダイビング分野だけではなく、一般的なレクリエーションダイビングスタイルでも、水中はリスクがあり、頭上閉鎖環境は更にリスクが増します。

各教育団体でも、レックのコースがあり、必要な知識やスキルがあると思います。SDI、SSI、PADIなどでも限定されたエリアの内部進入のコースがあるので、正しく身に付け、潜在的なリスクなどを認識して、楽しんでいきたいですね!

Tags: , , , , , , , , , , , , , , , ,

PAGE TOP