生きて帰ってくることが最大の任務です

【2022.09.17】

こんばんは!スタッフの鈴木トモコです。
先日は、テクニカルダイビングコースのTDIエクステンディッドレンジダイバーコースRくん、そして浮力調整トレーニングの女性ダイバーMさんと大瀬崎でした。

近頃スタッフも実践して効果を体感しているストレッチを、皆様にもお伝えしました(^^)
ダイビングって、体幹であったり、足腰の強さ、体のバランスってすごく大切に感じるので、ストレッチを続けると良いですよね!

TDIエクステンディッドレンジダイバーコース中のRくん。自身の課題に向き合い、内容の濃い1日となりました。
テクニカルダイビングコース中の方のトレーニングでは、インストラクターが安全を確保したもとで、様々な負荷をかけてトラブル対処など行っていただいています。 わざわざなんでそんなことをするのかというと、テクニカルダイビングの分野では、減圧停止の必要から、あるいは頭上閉鎖環境の距離がある等の理由で、緊急時に水面に直接あるいはすぐに浮上ができません。 したがって、ダイビング中に起こりえるトラブルに対して、自分で解決できる方法を知っていなければなりません。水中で解決をさせるための様々な予備器材を身につける必要があることから、肉体的な負荷は増え、課題が多くなりますが、それらの器材を扱いよりシンプルに、快適出来るためのトレーニングが必要なのです。

テクニカルダイビングコースで学ぶほとんどのことは、「トラブルを避けること」そして「万が一トラブルが起こった場合にどうするべきか」がテーマです。 しかし、これらのことを「書物から」すべて学んだとしても、テクニカルダイビングは一般的なレクリエーションダイビングよりもはるかに危険は大きいのです。なぜなら、変化する要因がより多く、潜在的な危険も多く、エラーから事故に繋がりやすく、緊急時に浮上することも選択肢とはならないからです。 この危険を管理する唯一の方法は、多くの器材と、その器材を使いこなすための多くのトレーニングを行う以外にありません。事前に必要な技術と経験を得て、新たな技術を常にトレーニングし、マスターする時間をとり、これまで学んだことを一切例外や妥協をせずに、しっかりと実施することに責任を持つ必要があります。そして重要なのは、その責任やリスクを、ご自身の意思で受け入れなければいけません・・・

テクニカルダイビングは、完全で、真剣な参加をしていただかなければ、成り立つものではないと感じます。こんなことをブログに書くと、なんだか脅かしているようかもしれませんが、だからこそ、テクニカルダイビングという世界で素晴らしい景色が見れるのだと思うし、やりがいもあるのだろうなと思います。どんなときでも「チーム全員が無事に生きて帰る」ことができるように、私たちインストラクターも本気でお伝えします。ご興味がある方はぜひお問合せお待ちしております。

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