【2022.06.17】
こんばんは!スタッフの鈴木トモコです。
13日の深夜より、南三陸の志津川へ。
宮城県南三陸、北海道函館のダイビングサービス グラントスカルピンの佐藤長明さんにお世話になりました。
2日間、ダイビングの予定でしたが、海況が悪く2日間とも中止に。とても残念ではありますが、陸上で佐藤長明さんと様々なお話ができました。
スティングレイ・ジャパン野村は約22年ほど前から、ここ志津川の海を長明さんのガイドで潜っています。ということは長明さん、そして野村ともに30代前半の頃の出逢いだったとのこと… まさに今の私くらいの年齢です。
お二人とも継続して、20年以上経ち50代になった現在でも、それぞれの信念がブレることなく、潜り続け、最前線にいらっしゃるからこその 変わらない関係…。
そんなお二人の姿に、胸が熱くなりました。私も、10年、20年と、信念を貫き、潜り続け、こんなお二人のようになりたい。そんなふうに感じた旅でありました。
志津川の海は、2011年3月11日に、東日本大震災によって甚大な被害を受けました。
長明さんやスタッフの皆さんも被災され、長明さんが愛する志津川の海と、水中の生き物たちが、大変なことになってしまいました。
2018年に再開へ向けプレオープンした「グラントスカルピン」さんで、スティングレイ・ジャパンは久しぶりに志津川の海を潜らせていただきました。 震災の影響が残りながらも、海の中の生き物たちは強くたくましく、命を繋ぎ続けていました。
震災から8年の2019年、志津川にてグラントスカルピンさんは再開し、まさに日本全国各地から、佐藤長明さんと志津川の海を求めて、プロ、アマ問わず多くのダイバーが集っています。今回もご一緒させていただいたゲストの皆様、本当に色々な想いを持って、長明さんのもとへお越しになっているというお話を伺えました。
震災から10年以上経った今でも、東北は未だ復興したとは言い切れず様々な課題が残ると聞きます。現在進行形で苦しんでいる方々も多くいらっしゃるとのこと…
海の中では力強く輝き生きる命があって、記録と記憶に残し続ける方がいて、それを求める方がいて…
命を、魂を、言葉を紡いでいく大切さを肌で実感しました。そして信念を貫き追求し続けるというプロフェッショナルとしてのあり方を感じながら、帰ってきたのでした。
佐藤長明さん、そして鈴木姉妹の兄貴分 ラウトの吉田高太郎さん、本当にありがとうございました。しっかりと私達も繋げていきたいと思います。