ストレスをコントロールする

【2022.04.18】

こんばんは、ミヤコです!

インストラクターは、ダイビングをするための技術や知識をお伝えする方法を知っており、テクニカルダイバーはテクニカル分野での安全な潜り方を知っている訳ですが…最終的には誰しも1人のダイバーで、人間です。

私達ダイバーは潜るための様々な器材がなければ、そもそも海という自然環境では生きてはいけません。万が一器材に異常がみられれば水面へ浮上するか、異常が起きる前にそうならないように回避するための予防、そして水中で対応するためのスキルや知識をもつ、バックアップ器材を携行するなどの対策をして潜ります。

それは何千回潜ろうが、何万回潜ろうが誰しもが同じ状況で、そんな水中世界へ潜るには精神的、肉体的にストレスがかかるはず。

ストレス要因には慣れない器材を使う、慣れない環境で潜る、慣れない人と潜る、慣れない場所で潜る、講習を受ける等理由は様々あると思います。

もしくは慣れた環境、慣れた器材、慣れた人と潜った、いわゆるいつもと同じ状況でのダイビングでも、その時の体調や天気、透明度、水温等の状況が違えばまた変わってきますし、少なくとも器材やガスがなければ呼吸ができず生きていけないという環境に潜るだけでストレスはかかるはずです。

もちろん、多くの数潜っていればだんだんと環境に慣れてくるはずです。でもその環境が少しでも違えば、または予想していなかった状況に陥ったらストレスは大きいですね。

水中環境へ潜る以上ストレスが全く無いという状況は難しいですが、そのストレスを何故自分は感じるのか、どこに、何に、誰に、どうして感じているのかを考え、解決する方法や対処法を見出すことで、少しずつストレスをコントロールしていくことはできるはず。

ストレスが大きく、その原因がわからないままでそのまま放置してしまうと、他のことも考えられませんし、視野も狭くなり、呼吸が乱れ浮力調整もままならなくなることもあるかもしれません。

自分が水中に潜っている以上、自分がどんな不安なことや苦手なこと、嫌だなぁと思うことがあってストレスをどこに感じているのかを、改めて考えてみてください。

そしてよく一緒に潜るチームメイトやインストラクター等にその気持ちを共有し、理解してもらうことも大切なことですね。

理解してくれるチームメイトやインストラクターがいて、かつ安全が確保されているなら、ストレスをそのままにせず、自分自身も自分のストレスを理解し受け入れ、解決するためのトレーニング、そして少しずつ限界を広げていく等の経験をしていくと良いかもしれません。

私は今年でダイビングをはじめて16年になります。始めた当初はこんなに海の魅力にはまると思っていませんでしたし、やればやるほどダイビングの面白さや奥深さを感じる日々です。反面海の恐ろしさや厳しさも感じています。

楽しい楽しいばかりではなく、厳しさを超えた先にある面白さに正しく対応できるよう水中でのストレスコントロールを正しく行いたいですね。

どれだけ潜ってても、どんなにベテランでも自分を過信せず控えめに安全に、ダイビングを楽しんでください!

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