バディではなくチームで潜る

【2022.03.18】

こんばんは、ミヤコです!

テクニカルダイビングでは、バディではなくチームというスタイルで潜ります。

一般的なレクリエーションダイビングでのルールのひとつとして、バディシステムで潜るという原則があります。単独で潜るのではなくお互いが協力することでより快適でより楽しく、万が一のトラブルのときにはバディの存在が助けになります。

一方チームダイビングでは、チーム全員が自身のトラブルにも対応できるスキルや知識、装備を備えています。

一般的なレクリエーショナルダイビングでは、トラブル時には水面へ向け直浮上ができる、あるいは少しの移動で直浮上ができる環境ですが、テクニカルダイビングでは万が一のトラブル時であっても減圧停止や頭上閉鎖環境により、水面へ即座に直浮上できない場合があります。そのため、水中で全て対応できる準備をしていかなければなりません。

それぞれの器材もガスも、バックアップ(予備)を備えていきます。たくさん持っていけば良いというわけではありません。ただでさえ多い装備になるため予備をたくさんもっていくと複雑になるので、よりシンプルにすることが重要です。必要かつ十分な装備で、そしてそれを普段からスムーズに使えるよう繰り返しトレーニングしていきます。

テクニカルダイビングも単独では潜りません。あくまでもチームダイビングです。トラブル時に単独で解決できる方法を知っていたとしても、チームで潜る最大のメリットとして「バックアップブレイン(脳)」があります。

脳は1人1つしか、もちろん持っていけません。単独でもトラブル解決できるだけの知識とスキル、そして装備を備えそれに対応できるトレーニング経験を積んだテクニカルダイバーが自分以外にいることで、自分にはない新しい「発見」や「解決方法」を見出してくれます。

トレーニングを積んだ信頼のおける仲間がそろってこそ、最高のチームダイビングで素晴らしいダイビング経験ができるでしょう。

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