mares HORIZON SCR セミクローズドリブリーザー

【2022.02.03】

こんばんわ。野村です。
マレスが発売開始した、SCR HORIZON。
2022年からスティングレイ・ジャパンでも
スタートします。

リブリーザーには、色々な種類がありますが大きな分類としては、CCR(クローズドサーキット)
SCR(セミクローズドサーキット)があります。

CCRは基本的に排気の泡は出ず、純酸素と希釈ガスを使用します。
SCRは排気の泡が間隔をおいて少しずつ出ます。
ナイトロックスガスを使用します。

両タイプとも二酸化炭素吸収剤を使用します。

利点欠点はそれぞれにあり、使用目的に合わせて
選ぶ必要があると思います。

スティングレイ・ジャパンでHORIZONをスタートする理由はいくつかあります。

メリットとしては、ユニットの価格
CCRは150万円〜200万円程度の物が大半です。
ホライゾンSCRは69万円とCCRの半額。

価格以外にもリブリーザーをやってみたい、ガスの消費が気になる、生物に近づきたいと言う方にはメリットが大きいと思います。

HORIZONでウツボに近付いてみた動画はこちらから!

さらに呼吸するのは乾燥した圧縮ガスではなく、湿ったガスの為減圧症のリスクも軽減します。
呼吸するガスは循環しているので、体の冷えも軽減します。

純酸素を使用しないので、高酸素症のリスクも低くなります。

しかしデメリットもあります。

取り扱いは、一般的なレギュレーターに比べて慎重に行う必要があります。
セッティングなどもメカが苦手な方には、慣れるまで時間がかかると思います。
一般的なダイビングの経験豊富な方でも、水中での浮力調整が難しくなると思います。
一般的なダイビングの浮力調整は呼吸でコントロールする事が多いですが、リブリーザーは呼吸での浮力コントロールが出来ません。

メリットとデメリットは細かく言えばまだまだあると思いますが、これらを踏まえて目的に合えば
新たな水中世界の楽しみが広がる事は間違いありません。

HORIZONはレクリエーションレベルから、制限はありますがテクニカルレベルまで楽しめるダイビング器材です。

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