ダイビングのマスタリー・ラーニング(身につけるとは)

【2021.09.01】

テクニカルダイビングの講習やトレーニングでは、スキルを身につけるために多くの反復練習をしています。

これは他のスポーツやレジャーでも必要な要素だと思います。人間が生息出来ない水中環境ではなおさらです。

レジャーでのダイビングの最大の目的は「楽しむ」ことだと思いますが、同時に「無事に生きて帰る」ことが最重要です。
そのために講習や反復トレーニングが必要です。

ダイビング指導団体PADIにはマスタリーという言葉を使い、認定規準を定めています。
スティングレイ・ジャパンはSDI・TDI、PADIのコースを開催しているので、各団体の規準を最低ラインとして
コース開催しています。

PADIのインストラクターマニュアルには下記の様に定義しています。(SDIやTDIも同じだと思います。)

「知識開発でのマスタリーとは、「事務手続き」にリストされている知識評価の必要条件を満たしている事と定義される。
(テクニカル・ダイビング・コースのマスタリーの特定の条件は、TecRecインストラクター・ガイドを参照)
限定およびオープンウォーター・ダイブでのマスタリーとは、その認定レベルのダイバーに要求されるような適度に余裕があって、
スムーズな動作で達成条件を満たしている形で、スキルを繰り返しやって見せることができる事。」

ダイビングの認定は、マスタリーしたことの証で個人差があるので、何日で終わるかなどの時間ではなく、身に付いたかが重要です。

インストラクターは効率よく伝えることが役目ですが、精神的な余裕などは大きな個人差もあり、受講する皆さんもストレス度合いなどを判断し、現状の自分自身とバディを組んで余裕を持って潜れるかなどを判断してもらえたらと思います。

テクニカルダイビングは更に多くの事が求められる分野です。参加前条件のレベルの事が全て余裕を持って出来ることを前提に、
コースをスタートしてください。

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